適職占い

安定が一番の公務員

公務員は安定が一番の魅力とされる職業です。一般企業のように、景気・不景気に影響されない安定した収入を理由に、不況時でなくても人気の職種です。

昨今は公務員の不祥事が露見するケースが多く見られ、国民の目も厳しいため、以前のようにのどかな仕事ができなくなってきています。

特に歳出関係など情報公開を迫られる場面も多く、厳しい要求を求められる事もあります。

また、公務員試験ではそれなりの学力が求められるため、国家公務員はもちろん、地方公務員にしても就職は簡単ではありません。それでも、公務員志望者は多く、安定した職業というイメージは消えていないようです。

国家公務員・地方公務員

国家公務員は各省庁や付属機関に勤務し、国の行政事務を行います。

所属官庁によっては、出張や転勤がたいへん多いなど、たいへんな面もありますが、再就職の斡旋機会が多いなど、民間企業には無い風土が魅力です。

昨今では天下りの暴露などの影響もあって批判を受けることの多い国家公務員ですが、有名大学卒業の高学歴者が多いことなどから、世俗的な尊敬を受ける職業でもあります。

地方公務員はその名の通り地方自治体の各機関に勤務する、いわゆる『役場の人』です。

地域に密着した業務が多いため、施策の効果を実感できるという魅力があります。たとえ地方公務員の役割は、道路、上下水道の建設から各福祉施設の企画運営など、住民の生活全般を土台から支えています。

近年では市町村合併がトピックスとなりましたが、この際には数多くの職員がリストラされました。かつては安定して楽な職業の代名詞だった『地方公務員』ですが、現状はそうとも言えなくなったようです。

警察官

24時間の交代勤務で、基本、お盆も年末年始もなく年中無休の職業です。

警察官は刑事、交通など各専門分野に分かれて業務を遂行していますが、住民の安全、社会の秩序を守るのが仕事です。

かつては『世界一』とも言われた日本の警察官ですが、あいつぐ不祥事、犯罪検挙率の低下など新聞紙面を賑わすことが多いのは残念です。

消防士

消防士は24時間交代勤務で年中無休です。

仕事内容としては火災の消火、救急車の出動、災害救助など幅広く、体力勝負の職業のため身体的に頑健であるとともに、職業意識の高さがないと勤まらない職業とされています。

消火活動以外にも消防法の監査や安全指導なども行い、警察官と並んで尊敬を集める職業です。

自衛官

自衛官は、主に防衛訓練が仕事となりますが、災害発生時においては災害救助活動、遭難者救出なども業務となります。

自衛官として奉職し、様々な資格を取得した後、民間に転出するケースも多く見られますが、土建などと並び、3K職種の代表として語られるように、決して楽な仕事ではありません。

昨今では国連の活動に参加するなど、紛争地域(と認めていなかったりするが)への出動も目立ちますが、基本的に戦闘は行われません。

その他

政治家

政治家も公務員といってよい職種です。ひと言で政治家といっても国会議員と地方議員に分かれます。

どちらも国民、地域住民の代表として選挙で選ばれていますので国民の為の行政、財政を議会で審議しなければなりません。

国際公務員

厳密な意味で『公務員』といえるかどうかは判りませんが、国際公務員とは国連関連機関(ユニセフなど)に勤める職員をさします。

語学系、国際系学部の出身者が志望するケースが多いようですが、相当な難関としても知られます。

最低英語は流ちょうに話すことが必要ですし、海外での生活に耐えられるタフネスも必要な職業です。